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林業、森林、木工についての様々な事を楽しく、おかしく、時には涙無くては語れない話など・・・

Forest Amusement

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2006
09/10
Sun
Category:家出

三重出張2 

三重出張の2日目は「現地視察」

今回の目的は、「林業研究グループ近畿ブロックコンクール」の主催者としての出張なのですが、実はこの「現地視察」がとても楽しみだったのです。
届いた案内には、伊勢神宮の「神宮宮域林」や「神宮式年造営庁山田工作所」の見学と書いてあったのです。

どちらも普段、なかなか足を踏み入れることが難しい所。
それを、担当の方のお話しを伺いながら見学出来るなんて、なんてすばらしい!!

朝から、雨が降っていたのですが、そんなことは全く気にならないくらいにワクワクしてました。

まずは、伊勢神宮にお参り。神宮式年造営庁山田工作所
平成25年に式年遷宮が行われると言うことで、その準備が着々と進んでいました。

お参りを済ませると、バスに乗って、まずは神宮宮域林へ

宮域林全体は、2つに分けられます。
第1宮域林・・・面積1094haで禁伐区域。神宮を取り囲む様に指定してあります。
第2宮域林・・・面積4352ha。そのうちの約3000haはヒノキの人工造林地。

今回見学するのは、第2宮域林。
CIMG1229.jpg

ここは御造営用材生産のために木材の生産を行ってきているそうです。
一回の遷宮に必要な木材は約1万m3(丸太で約14万本)必要で、これまでは主に木曽方面からの入手に頼ってきたそうですが、
この度の遷宮には、この宮域林からもいくらかの木材を使用するようです。
林の中のヒノキには、ペンキで印がしてあります。
CIMG1225.jpg

2本の物は、200年で100cm以上を目標にしている「大樹候補木」
1本の物は、60cm以上を目標にしている「御造営用材候補木」
これらの木を200年で100本残そうと言う計画。
今は、まだ造林を初めて100年くらいですから、まだまだ先の話。
でも、5回先の遷宮の時には全てここの木材でまかなえるんですね〜。

続いては、神宮式年造営庁山田工作所。
遷宮のための造作作業を行う所です。
ここに、丸太が運ばれてきて、製材され、各種の加工がされて行くのです。
さすがに製材には、製材機が据えて有りましたが、以降の加工は全て手作業とのこと、本当はそれを見てみたかったのですが、今回はそこまでは無理でした。
でも、貯木の状態から製材されるまでの課程を見させて頂きました。

貯木は、「水中貯木」。ため池の中に何とも無造作にほおり込まれたヒノキの丸太。
CIMG1246.jpg

どう安く見積もっても、一本100万は下ることがない様な丸太が、所狭しと浮かんでます。
全部でいくらだ?・・・と・・・ここで、こんな事考えるから、いつまで経っても凡人なんでしょうね〜(ToT)

水から引き上げられた丸太は、必要な長さに切断されて、「墨付け」がされていきます。
CIMG1244.jpg

年輪を数えても、250以上は数えられない様な丸太に、どの建物のどの部材とこの段階で、きっちりと決められていくそうです。

製材された物がこれ
CIMG1236.jpg

「皇 西宝殿 妻壁板」と書かれています。

それにしても、現時点で揃えられる最高級の品質の木材を、惜しげもなく使っていく「式年遷宮」
最も忙しいときには、宮大工が60人くらい必要になるそうです。
こうやって、昔の技術を次の世代に伝えていくことが出来るのでしょうね。

これにて今回の予定は全て終了です。
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