林業、森林、木工についての様々な事を楽しく、おかしく、時には涙無くては語れない話など・・・

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林業界で私が勝手に師と仰がせていただいている方がお二方らっしゃいます。

お一人は、大阪の大橋慶三郎氏。
作業道で有名な方ですが、
このお方の真髄は山に対する想い。
本当に山を愛し、木を愛し
その思いで考え抜かれて作られた道が俗に言う『大橋式作業道』
ですから、氏の作業道には山に対する愛が感じられます。

もうお一方が、熊本の泉忠義氏
徹底した安全管理と林業機械の第一人者。
山に対する愛情はもちろんですが、
どうすれば山主さんに喜んでいただけるかを
常に考えていらっしゃる方です。

今日はその泉氏にお会いしに行って来ました。
CIMG1177_20100831124359.jpg

もちろん今回の出張のテーマが低コスト造林ですから
他にも聞きたいことは山のようにあったけど、そこそこ我慢・・・
造林の現場に出向くと、長鎌を片手に
とても80歳とは見えないような足取りで
教えてくださいました。
CIMG1204.jpg

泉林業式の坪刈りです。
CIMG1190.jpg
坪刈り後です。
CIMG1191_20100831125029.jpg
私の頭の中の「坪刈り」って言うと
苗木の周りを直径1m位に綺麗に刈り払うイメージでしたが
「苗の先っちょだけ、でりゃええのよ」
「これなら、鹿にも食われること無いじゃろ」
確かに!
鹿もこれだけ他の草があれば
あえて、この藪の中から選んでスギを食べようとはしないはず。

「皆伐してその後にすぐに大苗を1200本くらい植えて
このくらいの坪刈りを3年くらいすりゃ
そんなに金はかからん」
「浮いた分は山主さんに返してあげる」
「広葉樹?それも一緒に育てて山に仕上げりゃええ」


なるほど、筋は通ってる。

低コスト造林と言うと
とにかくコストを下げることにばかり目が向くけど
それを極端に進めると
技術者の賃金を圧迫することにもなりかねない。

無駄を省くのでは無く、
余分な事は一切やらない。

同じ事のように思われるかもしれないが、
真逆の方法からのアプローチ。

でも社長は
「これじゃ補助金はもらえんのよ
たとえもらえても2人役じゃ下刈りの補助金も数千円だし」
と言われてました。


最後に
嫌がる師匠を捕まえてのツーショット
CIMG1179_20100831124357.jpg
「そろそろお役目ごめんだ」なんて事を言わずに
これからの日本の林業を見守り続けてください。
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