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林業、森林、木工についての様々な事を楽しく、おかしく、時には涙無くては語れない話など・・・
何年もの長い時間を掛けて育てて
いつの日か、収入が入ることを夢見て
多くの人が木を植えてきました。

ところが今、日本中で議論されているのは

『木材需給率を○○%を目指そう!』とか
『今年は何m3搬出できますか?』とか
『○○m3以上搬出しなければ、補助金は有りません』
の大合唱。

生産量の増大を目標に林業を始めた人がどのくらい居るのでしょう?

何かが違う。
そんな物を目標に林業を始めたのではない。



戦前から戦後に掛けて
日本全体が燃料不足。
その当時、国内にあった唯一の燃料源が
『木』(薪・炭)
ありとあらゆる場所で、燃料として伐採されました。
その跡地に植えられたのが『スギ・ヒノキ』

なにも、スギ・ヒノキを植えるために伐採したのではありません。
国内の需要に応えるために伐採されたのです。

もちろん、植えすぎた事も事実でしょうけど、
当時のスギ・ヒノキの価格を見た時には誰がそれを止めることが出来たでしょうか?
それどころか、失業対策として多くの人たちが山林業務に就いて生計を立てていたのも事実です。

ところが、このところの木材価格の低迷。
普通に伐採したのでは利益が出るどころか
育ててきた費用も出ない始末。

これ以上の木材生産増大で需給バランスが崩れたときに
生産された木材を誰が購入してくれるのでしょう?

私たちは政策のために林業をしているのではありません。
いくばくかでも収入を得るために林業をしてきたのです。

このたびの『森林・林業再生プラン』
多くの重大なことが抜け落ちていると言われていますが
所有者不在の政策が成功するのは難しいでしょう。
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