林業、森林、木工についての様々な事を楽しく、おかしく、時には涙無くては語れない話など・・・

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今年の苗作りも、ここまでは比較的順調に進んでいます。
猛暑といわれた今夏ですが、さすがに吉和。
冷涼とまでは言わないまでも、街中のような殺人的な暑さも無く、クーラー無しでも何とか耐えしのげるような地域での苗作り。
その分、生育はいまいちのような気もするけど、そこはこれからの課題にしていきます。

安田林業での苗作りは、路地とコンテナでの育苗を行っています。
成長は路地のほうが安定していますが、試験的なことを行ったり毎日の管理などを考えるとコンテナのほうが楽です。

IMG_0763.jpg
上の写真は、コンテナの育苗写真。
写ってるところで約2000本。樹種はスギ(ハチロウスギ・カワイダニ)、アテ、コウヨウザン。
まだまだ、本格的な育苗とまでは言ってないですね。

次の写真は、昨年から取り組んでいる「カラマツ」の挿木。
昨年は全滅したのですが、今年は半分くらい生き残っています。
で、生き残るだけじゃなくて、新芽が出たものも有りますので、発根の可能性もかなり高いかも?
今後は、生存率を増やす方法と、挿木に適した母樹作りにも取り組まなくては・・・

IMG_0766.jpg

「主伐を行って、木材生産を増大させよう!」とか
「多間伐を繰り返して、長伐期の森が一番!」とか
業界の中でも様々な意見が飛び交っていますが
「持続的な林業経営」を行うには、小面積の皆伐(1ha以内)を行いながら更新を行う事も大事だと思っています。
そのためには、履歴のわかる苗を育てる事から始めたい。

何より、大きな木を倒して搬出する事も林業の魅力ですが
小さな種から芽が出る姿や
切り取った枝が懸命に根を張って育つ姿は、見ていて楽しい。

もちろん、収入も大事だけれど、楽しい林業を続けて生きたいですね♪
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今年も森林整備士試験の時期がやってきました。
この試験は、会社独自の制度である一定の技術と知識が習得することによって、会社が森林整備士と認定する制度です。
3~1級まで、段階がありますが、それぞれ経験年数によって受験資格が異なります。
もちろん、わずかだけど手当も付きます。

まずは、筆記試験。
設問内容は、林業一般・安全管理・造林作業・伐採作業・コスト管理の5項目からの設問。
事前に半日の座学を行いますが、日頃の仕事に対する取り組みがないとなかなか合格できません。



次は、実技。
4つの実技項目から、自分が得意とする技術項目で受験できます。
今年の受験生が選んだのは「伐倒技術」です。
まぁ、ここは普段の実力が発揮されるところなので、特段問題にはなりません。

IMGP1751.jpg

最後は、機械整備。
いつも使っている機械(チェンソー)の整備です。
それも、現場で簡単にできる「5分間整備」と名付けた整備方法。
休憩時間のちょっとした合間に機械の調子を復活させる整備方法です。
名前は大層ですが、基本的な整備です。

IMGP1752.jpg

今年は2名が受験して、すべての項目で90点以上の合格点。
今年配布される作業服には「森林整備士」の赤文字が刺繍されます。

IMGP1758.jpg

最後に、新入社員を含めて全員で記念写真。
これからも事故無くがんばりましょう!
物事を推し進めていく段階で、よく聴く言葉として

「これは良いけど、あれはだめだ」

って言葉、聞いた事ありませんか?

例えば
商品だと「私達の物はココが優れているけど、あれはココが悪い」
政策だと「私達の理念こそが一番進んでて、今の方針はおかしい」
作業道だと「私達の○○方式が一番で、○○方式はココがだめだ」
間伐だと「単木間伐が一番で、列状間伐なんて論外だ」

といろいろな所で耳にします。

それを聞くたびに私は、気分が悪くなる。
よその悪口を言わなければ、自分達の良さをアピールできないなんて
所詮、「それだけのもの」なんじゃないのかと・・・

「えらそうに言うけど、お前も優劣の判断はしてるだろ!」
ええ、してますよ。
でも、人には押し付けません。

間伐だと、私は列状は好きじゃないから、基本は単木です。
だけど、45度の斜面の山に、むやみに道を入れるくらいなら、列状も選択肢に入るでしょう。

作業道にしても、いくら優れている方法でも、全ての地形・土質・搬出システムに当てはまるわけじゃない。

政策もそうだ。
いやなら、それに乗らなきゃいいだけの話。
補助金も、
もらわなくてすむならそれでいい。
でも、もらったほうが山主さんの懐のためになるのなら、申請するのもアリでしょう。

商品なんて、最たる物。
セールスが来る度に、自社の製品を延々と自慢する。
私が「悪いところは全く無いの?」と聞くと
「・・・・・」
「自社の製品の良し悪しを説明できないようなものを売るな!」と。

ちなみに、私のところの商品は
「全てGOOD!」
な、わけなくて
良い所、悪い所をきちんと説明します。
その上で、お客さんに決めてもらえれば言い。


それぞれに、利点も欠点もあるんじゃないでしょうか?

せめて、「これもいいけど、あれもいいよ。でも私はこっちが好きだな。」
くらいの言い方は出来ないものか・・・

と、日々自分に言い聞かせております。(汗)
ここ最近、林業関係(ボランティアなども含みます)での事故をよく耳にします。
毎週、日本のどこかで誰かが命を落としているというくらいの頻度です。

そこで、気になっているのが
今、チェンソーを使っている人達は
木の伐り方を知っているのだろうか?
安全を考えて木を伐っているのだろうか?

「そんなの当然だろ!ただでさえ、林業は危険な仕事なんだから!」
という声が聞こえてきそうですが

ここ数年、流れてくる映像は安全を考慮した伐採からは程遠いものばかり。
非難されるのを覚悟で書きますが
鳥取県青年林業士紹介ビデオ
自伐型林業推進協議会
林業女子
これらに類するビデオが簡単に閲覧できるように世の中に氾濫しています。

一般の林業を知らない人達からみると、これが当たり前の作業風景に見えますが
私の目から見ると、「怪我を待っている作業風景」としか見えません。

危険な作業だと言うのなら、安全に作業が出来るように万全の体制をとらなければいけないはずなのに
これらの作業風景はどうだ?
これで安全に作業ができるのか?
指導している人自体が安全を考慮した装備をつけてないのでは?

自伐林家の人たちを増やすのは良い事です。
木の駅として、地域の人たちが山に目を向けてくれるのは、素晴らしい事です。

だけど、それが事故の引き金となる事だけは絶対に避けて欲しい。


以前の事、ある自伐林家の青年が「林業と言う危険な仕事をしています。」との言葉を発したとき
私は彼に言いました。

「林業が危険なのではなく、作業の中に潜んでいる危険を排除しないままに作業している事が危険なんだ。」
「林業が危険だと決め付けないで欲しい。」

と・・・

これからも多くの人が、山に入ってチェンソーを使う事になるでしょう。
私は口をすっぱくして、安全について説きます。
口の悪い人は
「自分の所の商品を売りたいからだろう!」
と言う人も、いるでしょう。
だからどうした?
それで、怪我が防げるのなら、無理矢理にでも売りつけたいくらいです。

みなさん
もう一度、自分の作業が安全かどうか、確認してください。
自分で確認する事に自身が無いなら、誰かに確認してもらってください。

怪我をすると自分自身だけでなく、家族・仲間達も辛い目にあいます。

林業が事故の記事を聞かなくても言い産業になる事を願っています。
今年からはじめた、コンテナ苗。
とはいっても、まだ実験段階。

もともと私自身、「実験」って言葉が大好きで
失敗しようが、成功しようが
そんなのは二の次!
まずは、「実験を楽しむ♪」事から始めてます。

そこで問題はコンテナ苗を作る元段階の稚樹をどうするか?
本来なら、スギの挿木一本で進めてもいいのだけど
これからの事を考えると「危険分散」は大きなテーマ。
単一樹種での山作りは、成功すれば設けも出るけど
失敗すれば元も子もない。
(現に今がそうなっているし、これからも当局はそれを進めようとしてるけど・・・)

で、実験してるのが広葉杉(コウヨウザン)。
少しずつ、話題になっているから知っている人もいるかもしれないけど
萌芽更新が可能な針葉樹。

image.jpeg
おまけに、適地に植えると、とても成長が早いらしい。
(20年で胸高直径が40cmくらいになった物もあるらしい)
まぁ、吉和が敵地とは思えないが、そこは試してみないと・・・

挿木も出来るらしいけど
昨年、種をもらったので今月になって箱に蒔いてみた。そしたら!発芽した♪
時期が遅いって言われたので、心配だったけど・・・
IMGP1584.jpg
これで、苗作りのめどが立ったぞ!

あわせて実験してるが
「カラマツの挿木」
実生の木から、適当に100本くらい枝を取って直接コンテナに挿木したけど
今でも数本は生き残ってる。
IMGP1588.jpg
このまま発根する可能性は低いけど、
秋からは別の方法で、新たに挿木をしてみよう。

こんな楽しみが有るから、林業はやめられない♪
先日の研修では、午前中に苗木の視察研修を行い、
午後には、製材工場で丸太の選別についての研修を行いました。

そして一昨日には、製材工場からお出でいただいて
当方の土場で選別の状態を見ていただき、社員全員での研修を行いました。

少しの曲がり、シミの違いで、その先にある製品に違いが生じます。
それを川上と川下ですり合わせることによって
欲しい人に、欲しいものを届けることが出来ます。

そして、両者にとってもお互いに利益が出るような方法を模索します。

こんな事を積み重ねていく事で、社員全員のスキルを少しずつでも上げていく。
それは、当然会社の利益にも繋がるし、その先では社員の利益にも繋がることでしょう。


そして、もう一方では苗畑研修の成果を早速実践!
IMGP1514.jpg

見よう見まねで、実践するのだから、きっと結果は・・・(^_^);
秋が楽しみです。

万が一にも成功したときには、再度報告いたします。
苗木の作り方と丸太の造材についての研修に言ってきました。

林業をする上で、最初の段階が苗木作り。
そして最後の段階が造材作業。
(もちろん、その後の製材も有るのだけど、林業としては造材が最終かな?)

まずはじめは苗木作り研修。
苗木と言っても、今回の研修目的は[コンテナ苗]
コレまで私達の所では、昔ながらの方法で直接地面に挿木をして
年に数回の草取りと床替えという作業を2年間行って、
ようやく山に植えられる苗を作ってました。
挿木にしても床替えにしても非常に辛い作業。
毎回、「腰が・・・」と言う人が続出。
おまけに時期が限られているので、他の業務に影響が出ることも多々有りました。

が!このコンテナ苗は違う!
(これがコンテナ苗)
IMGP1481.jpg
これまでにも似たようなうな作り方をされていた手法として、ポット苗が有ったのですが
どうしても根が巻いてしまうという欠点が有りました。
その欠点をなくしたのがコンテナ苗の特徴です。

今回、研修でお邪魔させて頂いたのは、三次市の多田さんのところ。

現在広島県林研の会長をされていて、県内苗木生産農家では5本の指に入る方です。
9時に作業場所に到着。
早速目に飛び込んだのは、予想以上に高い位置に並べられているコンテナ苗。
IMGP1499.jpg
地面からの距離を確保することで、コンテナ下への根の張り出しを防ぐことが出来るそうです。
上に見える写真だけで、約8000本
確かに効率はよさそう。
おまけに立ったままの姿勢で作業が出来るので、仕事も楽。

この日は、用土のつめ方から挿木のさし方。
コンテナへの床替えの仕方などなど、盛りだくさん。

ついでに、挿木用母樹の作り方から刺穂のとり方まで
指導して頂きました。
IMGP1506.jpg

私自身、苗木生産者の資格は持っているけど、これまで真剣に取り組んだことが無かったのですが
(というより、無知なため出来なかった・・・)

帰って早速、コンテナ用の資材を発注しました。
とりあえず今年は2500本をコンテナで作ってみましょう。
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