視察

2009.11.20(21:24)

ばたばたした1週間でした(^_^;)

事の起こりは火曜日の積雪。
寒い日が続いてたけど、雪はまだまだ先だろう。とたかをくくってると
早朝に吉和からのメール。
『社長、外白いです・・・・
一面真っ白です。。。雪です。』
唖然の一言。
全く準備が出来てない。
さてさて、どうする???

現場は休みにせざるを得ず。
職員には『自宅待機』を伝えて取り合えず吉和に。。。

まだ、降り始めは雪が少なくてなんとかノーマルタイヤで吉和にたどり着いたけど
2時間もすると、道路もシャーベット状態。

う〜ん、現場は休みで凌いだけど
今日は視察の予定が入ってるんだよなぁ。
しかも、午前と午後に分けて2件も・・・

一日に2件の視察なんて、滅多に有る事じゃないのに
よりによってこんな日に(T_T)

何は無くてもスタッドレス。
まずは4WD車をスタッドレスに履き替えないと何も出来ない。
整備工場に電話して順番を割り込ませてもらってなんとかなりそう(^-^ ) ニコッ

その間にも、現場がアウトの場合に備えて公民館に部屋を確保する準備。

ノーマルタイヤで公民館まで向かうと
すべるすべる。
もう少しで田んぼに突っ込むところでした(^_^;)

そんなあわただしい時間を過ごしていると
一件目の視察者来訪。

はるばる、香川県からお越しです。

きっと朝早くにバスに乗って出発されたでしょうに
おそらく、雪を視ていただくことになるとは(;_;)

とても、山には行かれません。
準備してた公民館で講演に切り替えです。

とはいっても、話す内容も事前に準備しているわけじゃなく
失礼とは思いつつも、来週講演予定の内容を使わせていただきました。
今度おいでになる機会がありましたら
次は暖かい時期においでくださいね(=^^=)

香川県の皆さんをお見送りりして
今度は午後の部に取り掛かりま〜す(^_^;)

トレーラー

2009.11.15(20:53)

CIMG0500.jpg
タイトルそのまんまの『トレーラー』です(^_^;)
4m材を3列並べて積み込んでます。


昨年からの木材価格は
『これでもかっ!』
ってくらい下がってます。

『低コスト林業を目指せ!』の合言葉に乗せられて

現場で頑張って、1000円/m3コストを下げると、
価格は2000円/m3下がってる(T_T)

もっと頑張って2000円/m3削減して
『これでどうだ!』
と思ってると
3000円/m3下がってる。。。。

『高性能林業機械を使って、もっと下げろ!』
あのね、高性能林業機械って1500万円以上するんだよ?
導入して、あと500円(限界だろうなぁ)下げたとして
30000m3の丸太を処理しなくちゃいけない。
75haのスギ山を丸裸にしてようやくプラスマイナス0
さてさて、どうしましょ?

そこで、最後の頼みの綱が運搬の経費を削減するための「トレーラー」
確かに運賃自体は半分になるのですが
トレーラーが出入りできる場所まで丸太を集積する必要が有るので
トータルすると500円/m3くらいの削減かな?

まぁ、集積所で選別も出来るのでコスト以上の効果があるのだけどね。

でもね、木材の価格が『3000円下がった』って言っても
9000円から3000円下がって6000円以下に
同じ製品が1年で3分の1以下
最もひどい時には、昨年の半額にまで下がってました。

でも、製品の価格は1割も下がってないんだよねぇ。。。。

こうなると、山側では完全に限界を超えてます。

本来は農業のように生産調整しないといけない現状なのに
政府は
『間伐した木は搬出して利用しろ!』だと・・・

どこで使ってくれるの?
間伐材から出てくるチップ用の木材なんて手取り1750円/m3だよ?
トレーラーの運賃が安いと言っても1800円/m3だよ?
運ぶだけで赤字だよ?
それとも、運送屋さんの仕事を増やすために
『搬出しろ!』って脅してるの?

まぁ、これからどういう風に変わっていくのか判らないけど
どんな状況にも対応できるように
今のうちに準備しておかなくちゃ。

(準備で倒れなきゃいいけど・・・・(^_^;)

ミス

2009.11.15(08:46)

人間はミスを犯す生き物です。

恣意的なミスもあれば、本当に偶然のミスもあります。
かくいう私なんて・・・
数え上げればきりがない(T_T) ウルウル

それこそ、毎日のようにミスを犯しています。
問題はそのミスをいかにカバーするか!
いかに修復するか!
全力で取り掛かります。

個人的なミスなら、簡単に済むことも有るけど
仕事上のミスは命取り。
私だけでなく、家族や従業員全体を巻き込むことにもなりかねません。

そんな中でも一番難しいのが
「対人関係のミス」

長年かかって築き上げた信頼が
ほんの些細な事で崩壊。
そのミスを取り返すのに要するエネルギーは並大抵のものじゃありません。
それこそ、寝食を忘れて・・・・・
最優先で挽回に向かいます。
それでも取り返すことの出来なかった信頼も・・・・
正直あります。

ここ数年思うことは

誰でもミスをします。
ミスをなくすことは不可能です。
そのミスに対していかに迅速に・的確に対応するか!

よく『時間が経てば解決する』なんてことを言いますが
時間が経つと、拗れることの方が圧倒的に多かったような気がします。

ミスをなくすように努力していかなくちゃ!
そして、問題が起きたときには『素早く・的確に!』

これからの人生の課題です。(^_^;)

県知事選挙

2009.11.07(22:13)

明日は広島県知事選挙の投票日です。
16年ぶりに首長が変わる大事な選挙。

夏の衆院選に続いて大事な選挙のはずなのに
いまいち盛り上がりに欠ける・・・(T_T) ウルウル

まぁ、名前の売れた候補者が居ないって事で県民の意識も下がってるのですが
一概に県民のせいにも出来ない状況を発見しました。

選挙になると選挙公報の掲示板が建ちますよね。
そう、あの番号が振ってあって候補者の顔写真が張ってある奴です。

今日、事務所近辺を歩いていて発見!
なんと、その掲示板に5名中2名のポスターが張ってない!
張り忘れ?
明日が選挙ですよね?
これまで多くの選挙掲示板を見てきましたけど
候補者のポスターが張ってない掲示板なんて始めてみた。

そりゃ、吉和は田舎で人口も少ないかもしれないけど
そんな田舎も管轄に入るのが『県行政』
そのトップになろうと立候補するにしては余りにお粗末。

ちなみに元県議からの鞍替え出馬の候補者も張って無かった。
こんな人たちに県政を任せていたのかと思うと
情けないやら恥ずかしいやら・・・

なんにせよ、今後数年を任せるのですから、慎重に選んで投票に行きたいものです。

高知視察

2009.10.28(21:19)

私の好きな所の一つに高知が有ります。

まぁ、好きになった理由って言うのは
他の多くの人と同じように「坂本龍馬」

高校生の時に学校の図書館に有った
司馬遼太郎の『龍馬がゆく』を読んでから
憧れと親近感を持って高知って街を見てました。

大学受験の際にも高知を訪れて受験したのですが・・・(T_T)

それから何度となく伺ってる街。

その高知県の中の香美森林組合に視察に行ってきました。
作業道と搬出間伐(列状間伐)で
大きな成果を上げている森林組合です。

四国の山々は急峻な地形が多いのですが
その中に、11tトラックが縦横無尽に走れる作業道。
もちろん土質に助けられているところも有るでしょうが
その、気概には感激しました。

『誰かがしなくちゃいけないのなら私たちがやる。
それが私たちの仕事だ。
出来ない理由を探す暇が有ったら、出来るための工夫を考えろ。』

良いですね〜。
こんな森林組合が増えてくると
日本の森も大丈夫かも!

でも、ここでも問題になっているのが『材価』

昨年の同時期に比べて3割減。
そのデーターを目のあたりにすると
『さすがに厳しいです。』と組合長

このまま「木材は国際商品だから・・・」
と放っておいて良い状況なんでしょうか?
環境的にも何らかの対策が必要なのでは?

と、つくづく考えさせられた今回に視察です。

戦後の一斉造林

2009.10.27(08:27)

日本の山ってどんなに奥山に入ってもスギ・ヒノキが造林されています。

中にはこんな急峻なところまで・・・
よくあんなところに植えたよなぁ・・・
って、ところまで植林されています。

これを捉えて
「あんな採算性の悪いところに造林するのが悪い!」
と、一方的に馬事雑言を浴びせられていますが・・・
果たして???

そんな山に木が植えれられたのはいつのことでしょう?
おそらく今から40〜50年も前のこと。
木を植えるためには、そこに生えていた木を切る必要があります。


ちょっと時代を遡ってみましょう。

戦前から戦後にかけて日本はエネルギー需要が逼迫していました。
毎日の炊事にも事欠くほどに逼迫した状況の中で
唯一、存在するエネルギー源が『木材』だったのではないでしょうか?

ここに一枚の写真があります。
図1
戦前の瀬戸内沿岸の写真です。
白く見える山肌は裸地化した部分。
伐採が進み植生が回復していない状態です。
そこから流れ出た土砂で浅瀬が出来、潮干狩りをしている風景です。
のどかに見える風景ですけど、山はかのごとく伐採が進んでました。

戦後になると、ますます逼迫したエネルギー事情と
その後に続く高度経済成長。
木材の需要はうなぎ登りだったことでしょう。
そんな需要に応える為に日本中の山は丸裸にされて
その跡地に植えられたのが『スギ・ヒノキ』

当時の木材価格を詳しくは知りませんが
日当の20倍近い価格だったと聞いたことがあります。
どんな山奥の場所でもそこにスギが生えていれば、
それこそ『宝の山』だったと思われます。

そんな時代だからこそ
全国各地、津々浦々まで造林が行われたのでしょう。
それこそ、今となっては到底採算割れするような場所にまで・・・・
その造林事業を行った人達は、多くが農村部の雇用対策として林業に従事していました。

そうです。
今、政府が行おうとしている『農業・林業で雇用対策』と同じ構図が
仕事の中身こそ異なりますが当時あったのです。

そして、エネルギー需要が満たされ、木材産業が外材に席巻された現在になって
当時植えられたスギは、一部がやっと使用可能な大きさにまで育ってきました。

「戦後の一斉造林が悪い!」と一言で済ますのは簡単です。
ですが、それによって過去に多くの人達が救われたのも事実です。

であれば、その当時植えられたスギ・ヒノキを
『不採算』の一言で見捨てるのはいかがなものでしょう?

たとえ採算が取れないのであれば
せめて、環境に悪影響を及ぼさないように手入れをしてあげるのが
私達、林業関係者の仕事だと思っています。


 ※ 林業を「職」としている立場からこのブログは書いています。
   一般の方々の意見も聞きたいと思っておりますので
   感想など有りましたら『コメント欄』にお願いいたします。

国産材の納期

2009.10.26(08:41)

私のところにも丸太の注文が入ります。
「○○邸の材料をFAXしたけど、いつごろ納入できる?」

家一棟分の材料となるとかなりな量です。
大きいもので、直径36cm長さ6m
小さいもので、直径16cm長さ3m
合計すると40m3近くになるでしょう。

50年過ぎた手入れされている山から木を選んで伐採して、
一本の木を無駄のないように指定された寸法に造材して
重機を持って入って搬出する。

やはり1〜1.5ヶ月かかるでしょう。
天候のことも考えて
「2ヶ月くらいかかります。」
と答えると
「もうちょっと早うならんかな?」

工務店サイドから言うと
注文は取れた!
材料もはじいた!
4ヶ月後に着工するとして
加工・乾燥・製材を逆算すると
1ヵ月後には丸太をそろえたい。

なるべくその希望に添えるように頑張りますが
その増額分のコストを金額に乗せることはなかなか難しいのが現状です。

そして一般の方々からよく言われるのが
「私たちの欲しい商品を欲しいときに提供してくださいよ・・・」
すみません。
その欲しい商品って言うのがわからないのが現状です。

丸太が欲しいのか?
製品が欲しいのか?

丸太で有ればそれに答える努力をしていかないといけないと思います。

製品であれば・・・
上に書いた家のように直接私たちに希望が届くことはほとんどありません。

現在の木材の流通過程では分業化がはっきりしています。

林業・・・・・丸太を生産する。
製材業・・・丸太を製材する。
販売業・・・製材品を販売する。

販売業の中には、工務店さんやホームセンターのようなところも含まれます。
またそれ以降の加工品になると、それ専門の業種が入ってきます。

逆に見ますと販売から注文が製材所に上がって
それに見合った丸太が山側に注文が来る。
というのが現在の流れではないでしょうか?

中には林業で丸太を生産しながら加工まで
一貫して取り扱っているというところもありますが少数でしょう。
(私のところでも製材品販売や家具作成まで行っています。)

話がそれましたが
「国産材の納期」と言うことを考えると
広大な面積の山林の
どこに何があるか把握して
いつでも出せるように路網と山林を整備しておく必要があります。

決してどこかの倉庫のように
何番ラックの何段目からオートメーションで出荷できる。ようなものでは有りません。

じゃぁ、製材品の在庫をそろえないと!
と、なりますよね。

ところが現在の経済状況で在庫を持つとどうなるか?
これは九州で実際にあった話です。

国産材を使って家を建てている大手ビルダーさん。
年間100棟以上建てる為に
自社で製品の在庫を持つことにしました。
在庫と言っても、製材して天然乾燥をしながらの在庫。
いわば、製品の加工過程と同じなのかもしれないですね。
でも100棟分の在庫って言えばかなりな量です。
一軒に付き構造材だけでも20m3程度
それが100棟となれば2000m3。
まぁ、その半分の在庫にしても
金額に換算すれば、億の単位でしょう。
私たちは
「たいしたもんだ!頑張って欲しいなぁ!」
と応援してたのですが・・・

それを見た『銀行屋さん』が
「こんなに在庫をお持ちでしたら、うちとの取引は切らせていただきます。。。」
となったそうです。

そう、今の産業界では
不良だろうが優良で有ろうが
『在庫を持つこと=経営が危ない』
と判断されるみたいです。

結果、大手の企業は在庫を持たず
その日に必要なものだけを手当てして
そのしわ寄せは中小零細企業を経て生産者に・・・

ましてや葉枯材なんて、伐採から造材までに3〜6ヶ月間、山に放置です。
即対応が難しいのも現状です。

ですが、愚痴ってばかりいてもしょうがない。
出来ることは、頑張ってやりましょう。

私からのお願いは
もっと国産材を使ってください。
安定的に使用してもらえるなら
計画的に伐採も出来るようになるでしょう。
そして、もっともっと国産材が必要になれば
搬出間伐も進むことでしょう。

「使いたいけど、欲しい木材がないじゃないか!」
と言われるでしょう。
確かに現状では
「卵が先か、鶏が先か?」状態です。
ですが、少しずつでも先に進むには『需要』は必要不可欠です。


辛い事も多いけど、私は林業が好きです。
売り上げは少ないし、仕事はきついし
だけど、自然の中で仕事させてもらって
少しでも世の中の役(環境問題も含めて)に立てればと頑張ってます。

これからもよろしくお願いします。


次回は「戦後の一斉造林について」について・・・


※ 林業を「職」としている立場からこのブログは書いています。
   一般の方々の意見も聞きたいと思っておりますので
   感想など有りましたら『コメント欄』にお願いいたします。

最近の記事

  1. 視察(11/20)
  2. トレーラー(11/15)
  3. ミス(11/15)
  4. 県知事選挙(11/07)
  5. 高知視察(10/28)
  6. 戦後の一斉造林(10/27)
  7. 国産材の納期(10/26)
次のページ